Dedication
舞踏劇「青い鳥」組曲の中の1曲目は、バスフルート、アルトフルートがテーマを奏でる、どこかアニメのテーマを思わせる曲。 穏やかな秋の日、青い鳥を求めて森を通り、小高い丘を越えて一人歩く姿が見えますか?
舞踏劇「青い鳥」組曲の中の2曲目は、エキゾチック・サウンドの不思議な世界。 フルートとバイオリンで青い鳥の飛び交う様を表現しました。 中村岳のパーカッション、岩田晶のベースがかもし出す空気感、池田定男のクールに熱いギターソロが聞きもの。
舞踏劇「青い鳥」組曲の中の3曲目。バイオリン(長野昭子)とシンセ(岡本真里)の絶妙なコンビネーションで実現した、実にゴージャスなストリングスサウンド。それをバックに、艶っぽく歌い上げるスペシャルゲスト・土岐英史のプレイをご堪能ください。
舞踏劇「青い鳥」組曲の中の4曲目は、フランス印象派を思わせる、不思議なメロディーのワルツ。 シンセの1パートを除く全てのパートは、池田定男(ギター)の指揮による一発録り。生のオーケストラと遜色ないサウンドに仕上がりました。トリッキーなブレイクのスリルを、ご一緒にどうぞ!
舞踏劇「青い鳥」組曲の中の5曲目のタイトルは、スワヒリ語で「安らかにおやすみ」という意味。宇田川妙、入魂のピアノソロです。音域1オクターブの、マイナー・ペンタトニック(ラドレミソラ)という、日本の伝統的な子守唄のフレイバーに満ち満ちています。またこの曲は、お客様のいないホールの自然な響きを全てミックスしています。
舞踏劇「青い鳥」組曲の中のエンディングを飾るドラマチックな曲。ライヴでも人気の高い曲で、山陰中央TVの天気予報BGMに使われました。青い鳥を見つけられず失意のうちに旅を終えた翌朝、ふと気が付くと家の鳥かごにいたキジバトが青い鳥に変わっていました。本当は最初から青い鳥は家にいたのに、旅に出なければそれに気が付かなかったのですよね・・・アルバム制作に関わった皆の心からの愛が伝わりますように!
vocal sideの1曲目は、70年代のアメリカンポップ風な純情ラヴソング(英詞)。20歳頃の作品です。
vocal sideの2曲目は、77年に、ちゃんとした形で初めて英語で歌詞を書いた、記念すべき曲です。キャロル・キングがアフロ・アメリカンだったら作りそうな曲と言われることもあるほど、70年代の匂いに満ちています。レコーディングメンバー全員、甘酸っぱい青春の日々を思い起こしつつの演奏です。中でも、アメリカンロックな池田定男の演奏をぜひお楽しみください。
vocal sideの3曲目は、1930年代頃のJazz風(英詞)。かつて洲本(淡路島)にあった”Jazz Bar楯”。マスターの50歳のお誕生日のプレゼントに書きました。根は優しいがコワモテで、二回戦ボーイだったとか、象牙商人だったこともあるらしい、とか、色んな噂のある彼のことを楽しく歌っています。岩田晶、中村岳と宇田川の「妙晶岳トリオ」での演奏です。
直訳すれば、「あと少しだけ多くの愛」というタイトルのvocal side4曲目(英詞)。80年代ブラック・コンテンポラリー風、とでも言いましょうか・・・ 愛なんかなくても人は生きていけるかもしれないけど、あともうすこしでいい、愛があれば幸せ・・・あなたがそう思うなら、その愛はここにあるわ、と歌いかけるラヴソング。岡本真里のオルガンソロがぐっと気分を盛り上げます。
vocal side、そしてアルバムを締めくくるこの曲(英詞)は、99%ノンフィクション!2001年に急逝した母に捧ぐこの曲ができたことが、アルバム制作を決断するきっかけとなりました。ずっと彼女と戦い続けていた親不孝な娘は歌います。「ママがいなくて淋しいなんて絶対思ったりしない。でも、かわいそうなパパにどうしてあげればいいの?」ってね。土岐英史のソロもお楽しみに!
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